設備紹介

弊社で使っている設備です。スピード的に量産は不得意な機械ばかりです。


汎用フライス

 平面加工、ブロック加工、穴あけ加工、溝加工など様々な加工を行います。マシニングなどのNC機はプログラムで複雑な加工をするのに対し、汎用機は複雑な加工は苦手です、と言うか基本的には出来ません。しかしスイッチポンで加工出来ますので単純な加工はマシニングより素早く出来るという利点もあります。


マシニングセンター

  2.5軸制御のマシニングセンター。プログラムで稼働します。複雑な形状のものや量産品を加工します。パソコンから機械のメモリにプログラムを記憶させて稼働させたり、メモリに収まり切らない長いプログラムを使う場合にはパソコンからダイレクトに加工する場合もあります。 汎用機に比べ複雑な加工をする事が可能ですが、複数の刃物データをセットしたりプログラムを作らなければいけない分、単純過ぎる加工物には不向きです。弊社では単品加工が多く、プログラムの作成にはCADCAMソフトを使うためプログラム間違いのリスクが少なく、比較的短時間で加工を始めることが出来ます。


CNC高機能旋盤

 2024年6月に引退した滝沢製汎用旋盤の後継者として新しい仲間が加わりました。中古ですがベット上の振りがΦ650、芯間1500なので、以前の汎用旋盤と同等以上のサイズが加工出来ます。主軸トルクはやはりギヤ式の汎用旋盤のほうが強力そうですが、そこは使い慣れていくうちにコツであったり切削条件を見つけて対応していきます。写真の4本爪チャックは付属していたΦ450ですが、今まで使っていたΦ500もあります。


CNC高機能旋盤

 ベット上振りΦ450芯間1200のCNC旋盤。汎用旋盤加工の人間が苦手な部分、例えばテーパー加工(無段階で斜めに径の太さを変えていく切削加工)、R加工(ボールのように丸みを帯びた形状加工)、高速なネジ切り、繰り返し加工などをプログラムで行います。この機械の主軸は汎用機と同じギヤ式なので、モーター直結のNC旋盤とちがってとても力強い切削能力を持っています。NC機と違って汎用性に重点を置いた機械なので、弊社のような単品加工を得意とする加工屋にはかなり重宝する機械です。


NC旋盤

対話型制御装置付きのNC旋盤。完全にプログラムでしか動きません。これも古い機械ですが総稼働時間は短く精度も全く問題ありません。センターワークなので400mmくらいのシャフト物まで加工可能です。この機械は高性能CNC旋盤と違って完全なNC機なので繋ぎRも出来ますが(CNC旋盤では繋ぎRの加工は不可)、振れ止めが無いので少し長めのパイプなどの内径加工は出来ません。量産(弊社では100個以上は量産)が得意な機械ですが、対話式制御装置のおかげで少量生産も得意とします。


その他ほぼ専用機として使っている自作100tプレス機、縦型ボール盤、鋸盤、溶接機など、一般的に金属部品加工に必要なものはほぼ揃っています。